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賞味期限が切れた缶詰は、開ける前に3つ見ます——さび・ふくらみ・ペコペコ

缶詰レトルト生鮮食品

棚の奥から、賞味期限が1年前の缶詰が出てきました。捨てるべきか迷いますよね。

開ける前に、見る所が3つあります。

缶詰の業界団体である日本缶詰びん詰レトルト食品協会が、過ぎた後の扱いを答えています。以下、その原文を順に。

この記事でわかること ・期限を過ぎてもすぐに食べられなくなるわけではないと協会は答えている ・前提は未開封で、保存の環境によっては話が変わる ・開ける前に見るのはさび・ふくらみ・押してへこむか ・ふくらんだ缶は破裂することがある ・開けた後は生鮮食品と同じ扱い

期限を過ぎたら、もう食べられませんか?

1年過ぎた缶詰は、捨てるしかありませんか?

協会の答えは「すぐに食べられなくなることはない」です。理由は作り方にあります。

しかし、缶詰、びん詰、レトルト食品は賞味期限の日付が経過したからといってすぐに食べられなくなってしまうことはありません。

このため保管中に新たな微生物が侵入しないかぎり、賞味期限の経過後についても開封しなければ中身が腐ることなく長期間の保存ができます。ただし、「おいしさ」という観点からは、これを保証する賞味期限からの経過期間が長くなるほど期待は薄くなりますが、上記の理由により賞味期限を過ぎた後も食品としての安全性や衛生面については問題ありません。

「開封しなければ」と「新たな微生物が侵入しないかぎり」の2つが前提です。

どんなときに、話が変わりますか?

協会は、同じ答えの中で保存の環境に触れています。

一方、缶詰、びん詰、レトルト食品の保存に不適切な環境、例えば高温多湿な場所での長期保存は品質の低下をまねきやすく、場合によっては食品としての安全性が損なわれることがありますので、賞味期限を過ぎたものについては、次の点を確認してください(いずれも未開封での確認事項です)。

確かめるのは、開ける前です。
見る所協会が挙げている理由
缶がさび付いていないか腐食して穴(ピンホール)があき、空気や水分とともに微生物が入っている場合がある
ふたや容器が膨らんでいないか微生物の汚染でガスが出て膨らむことがある。缶の内側の腐食で水素が出て膨らむ場合もある
ふたを指で押すとペコペコへこまないか膨らみと同じ理由

正常な缶の手ざわりも、書かれています。

正常な缶詰、びん詰は、真空に近い状態を保持していますのでふたはややくぼみ気味で、指で押しても硬いものです。

読み違えやすいのは、ここからです。この3つは「食べてよいかを決める検査」として書かれているわけではありません。

協会が書いているのは、こういう状態が見られたら注意して捨ててください、という向きの話です。逆に、3つとも当てはまらなければ必ず大丈夫、とまでは言っていません。

高温多湿な場所で長く置いたものは、安全性が損なわれることがある、とも書かれていました。見た目が普通でも、置いていた場所は自分で思い出すしかありません。

つまり判断の材料は2つになります。缶そのものの外見と、それまでの置き場所です。外見は手に取れば分かりますが、置き場所の履歴は缶に書かれていません。

台所のコンロの近くや、夏に暑くなる物置に何年も置いていたなら、その缶は協会の言う前提から外れているかもしれません。そういう缶は、外見だけで決めないほうが無難です。

もう1つの材料はにおいです。協会は、微生物で汚染された缶詰は開けると腐敗臭がする、と書いています。開けたときにいつもと違うにおいがしたら、食べずに処分するのが協会の書き方に沿った扱いです。

ふくらんだ缶は、どう捨てますか?

ふくらんだ缶は、置いておくと危ないと書かれています。

膨脹した缶詰は、そのままにしておきますとガス(水素や二酸化炭素)により缶内の圧力が高まりやがて破裂します。

協会は、ビニール袋などをかぶせてからガスを抜く手順を案内しています。イージーオープンのふたは、少しの衝撃でも破裂する場合があるので慎重に、とも書かれています。

開けた後は?

開けた後については、別のページにはっきり書かれています。

ただし、開封してしまうと生鮮食品と一緒ですので、当然ながら保存は効きませんのでご注意ください。

期限の話は、すべて開ける前の話です。

置き場所の目安は、Q&A の中にこう書かれていました。

缶詰、びん詰、レトルト食品を上手に保存するには、直射日光のあたる場所や湿気のこもりがちな場所を避け、温度変化の比較的少ない場所を選ぶことをお勧めします。

まとめ:出てきた缶詰をどうするか

ここで扱っていないもの:この記事は、缶詰・びん詰・レトルト食品の協会の答えをもとにしています。缶に入っていても、それ以外の作り方の食品は扱っていません。

よくある質問

Q. 何年過ぎても大丈夫ですか?A. 協会は「長期間の保存ができます」と書いていますが、年数の上限は示していません。おいしさについては、期限から離れるほど期待は薄くなる、とも書かれています。

Q. 賞味期限はどうやって決めていますか?A. 協会の Q&A では、貯蔵試験で色・香味・栄養成分などを確かめ、「おいしく食べられる期間」として設定していると答えています。

出典

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